2025年12月20~21日 日本性感染症学会第38回学術大会
『日本性感染症学会第38回学術大会』に参加しました。今年のテーマは『温故創新』。
古きをたずね、そこから新たな価値を生み出すというこの言葉は、まさに現在の性感染症診療の状況を的確に表していると感じました。
日本性感染症学会 第38回学術大会が12月20~21日に愛知県名古屋市で開催され参加しました。
今回の学術大会では、昨年の学術大会に続き、マイコプラズマ感染症に関する発表が多数ありました。
マイコプラズマ感染症の治療については薬剤耐性化のため、アジスロマイシンという抗菌薬がほとんど効かず、ドキシサイクリンやシタフロキサシン単剤でも治癒できないことがあるため、現在、ドキシサイクリンとシタフロキサシンの併用療法が最も効果的と考えられています。
しかしこの併用療法でも100%の治癒率ではなく、そのため、治療後3~4週間後に、きちんと治癒したかどうかを確認するための検査が必要となります。マイコプラズマ感染症の治療についてはファージセラピー(ファージ療法)という、特定の細菌に感染するウイルスであるバクテリオファージを利用した治療法も有望視されており、新たな治療法の開発が待たれるところです。マイコプラズマ感染症はクラミジア感染症や淋菌感染症と重複して感染していることも多く、また、不特定多数の性交渉を持つ男女で陽性率が高いことがわかっています。
感染の機会や症状がある場合には積極的に検査を行い、感染が確認された場合は、きちんと治癒させることが求められます。
一方、ウレアプラズマについても発表があり、現時点ではウレアプラズマは常在菌である側面が強く、検出されたからすぐに治療が必要であるというわけではありません。
郵送検査でもマイコプラズマ感染症をはじめ、梅毒やクラミジア感染症、淋菌感染症の精確な検査を行えますので、ぜひご活用ください。
お気軽にお問い合わせください。
平日:9:00〜17:00
(土曜・日曜・祝日を除く)