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感染症に関するトピックス

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国立感染症研究所 感染症週報 注目すべき感染症として『梅毒』が報告されています。

昔の性病と考えられていた梅毒、その患者の報告数は1948年以降、小流行がありながらも全体として減少傾向でした。しかし2010年から増加に転じ2018年には7000例近くの感染が報告されるなど新聞やニュースなどでも度々取り上げられました。2019年、2020年には減少したものの2021年の報告数は再び増加していて、第41週の時点では5816例と2018年同時期の5365例よりも1割ほど報告数が多くなっています。コロナ禍で性病の全体的な報告数が減少傾向の中でこの梅毒の感染者の増加は中止しなければならない状況です。

 

全国的に増加の傾向が見られ、特に東京と大阪を中心に、さらにその周辺地域からの報告も多くなっています。異性間性的接触による報告数も増加傾向が続いており、また同姓間性的接触による報告数も増加しています。

 

不特定多数との性交渉は危険因子であり、コンドームを適切に使用しないことはリスクを高める要因となります。また梅毒はオーラルセックスやアナルセックスでも感染します。梅毒はクラミジアや淋菌などの性病と同様に、感染しても終生免疫を獲得できず再感染する可能性があること、また梅毒の症状である陰部潰瘍はHIVなど他の性病の感染リスクを高めることも重要です。少しでも心当たりや疑わしい症状があった場合には、積極的に梅毒検査を受けることが大切です。

 

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