国立感染症研究所 感染症週報 第47号 注目すべき感染症として『梅毒』が報告されています。
感染症週報第41号に続き、第47号でも注目すべき感染症として梅毒が報告されました。
戦後の1948年以降、梅毒の患者報告数は小さな流行こそありながらも全体として減少傾向でした。しかし、2010年から増加に転じ2018年には約7000例の報告がありました。その後、減少していましたが、2021年、今年は再び増加しています。第47週の11月28日までに報告された梅毒患者数は6940例と昨年同時期の約1.4倍の報告数となっています。
過去を上回る報告数となっている状況を踏まえ、梅毒の発生動向に注目するとともに、啓発活動を行っていくことが重要だと述べられています。具体的には
積極的な梅毒検査の推進も挙げられています。梅毒は性病検査キットでも手軽に検査ができます。弊社が取り扱う性病検査キットでも梅毒の検査を含むものを取り揃えております。
梅毒はペニシリンなどの有効な抗菌薬があります。2021年9月には梅毒の治療薬として世界的に標準となっているベンジルペニシリンベンザチン筋肉注射薬が国内での製造販売の承認を受け、ようやく販売される運びとなっています。これにより、単回での治療効果が期待されるようになりました。もしかして、と思ったら積極的に検査を受診することをお勧めいたします。
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